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「伝える」コラム〈第2回〉言葉より見た目と声

Profile

株式会社アスカフューネラルサプライ・代表代行・CFO

西 祥平

1991年、和歌山県新宮市生まれ。実家は神社。大学卒業後、地元金融機関で9年間、数多くの企業の成長支援に奔走し財務分析・交渉術・リスクマネジメントを鍛える。2021年、アスカフューネラルサプライに参画。23年にCFO、翌24年から代表取締役社長代行として財務・総務・エリア統括・新規事業など幅広く手がける。「仕事が趣味」 と語り経営戦略 × リーダー育成で組織を牽引している。人と話す時間は、三度の飯より大好物。

目次

取締役の西が送る「伝える」コラム第2回。
社会に出てみると、学生の頃にはなかった“伝わらなさ”を感じる場面に出会うもの。
「言ったはずなのに伝わっていない」「どうしてこんなにズレるんだろう」
「伝える」と「伝わる」の違いをテーマに、私自身の経験や現場で感じたことをそのままの言葉で綴っています。
社会人1年目として新しい世界に飛び込んだあなたに、何か少しでも伝えられることがあれば…そんな想いで書いています。
知識としての「正解」ではなく、「あ、これ分かるかも…」「自分もそうだった」と感じてもらえれば嬉しいです。

言葉より見た目と声!?メラビアンの法則でわかる“伝わらない理由”

「話す内容より、見た目と声のほうが大事って本当?」

そう思う人、多いと思います。私も前は「中身が大事」って信じてました。

でもたくさんの人と関わる中で、「あ、この人は信頼できそう」と感じる瞬間って、

実は話す前に決まっていたり内容以外のところの部分が多いんです。


それを裏付けるのが、“メラビアンの法則”という心理学の考え方です。

今回はその本質を、一緒に見ていきましょう。

第一印象は見た目と声で決まる?法則の数字を紐解く

メラビアンの法則、聞いたことありますか?

これは心理学者アルバート・メラビアン氏の研究から生まれた「人が他人から受け取る印象の割合」を示したものです。

なんと、言葉の内容はたったの7%。

残りの93%は、視覚(見た目や表情)が55%、聴覚(声のトーンや話し方)が38%という結果になっています。

「そんなに!?」って思いますよね。

でも、たくさんの人と実際に関わるとよく分かります。

落ち着いた声で話す人、笑顔でゆっくり話す人。

そういう人って、話す前から安心感があるし、伝えたいことも自然と受け取ってもらいやすいんです。

話し方より“空気の出し方”?非言語が伝えるメッセージとは

よく「話し方を工夫しろ」って言われませんか?

でも今思えば、それ以上に大事なのは“話してない時の空気感”だったと思うんです。

たとえば、会話の前に相手と目を合わせる。

緊張してても、ちゃんと顔を上げてうなずきながら話を聞く。

声が小さくても、「聞きたい」「届けたい」という気持ちが伝わる人って、やっぱりいるんですよね。

つまり、“非言語”って、言葉以上に「この人、信じていいかも」っていう人としての信頼感を生み出しいます。

この信頼感があるからこそ、同じ言葉でもちゃんと届きます。

信頼していだける素敵な大人にみんなで成長していきましょう!

あっ、もちろんその信頼に値する内容についての学びは必要ですよー!笑