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理想の職場は、言葉にすることから始まる──「活き活きと働ける会社」を目指して。

Profile

株式会社アスカフューネラルサプライ・代表取締役社長

田中 亮

和歌山県新宮市出身。2014年に家業の葬儀社へ。「環境が人を育てる」を軸にカルチャー経営を推進。2022年、葬儀×映像の新会「inoriation」を京都に設立。業界の常識に疑問を投げかけ、「明日からも頑張ろうと思えるお葬式」を追求中。何があっても前向きに捉えるのが特技。とにかく動く。すぐやる。誰かの挑戦を見ると、放っておけず全力で応援したくなる。関わる人が輝くチームをつくるのが、自分の一番のやりがい。

目次

はじめに──オウンドメディアを始める理由

はじめまして。株式会社アスカフューネラルサプライの田中です。

このたび、自社のオウンドメディアをはじめることにしました。

ここでは、僕自身の考えや、会社として大切にしていること、そしてこの業界の未来についても、少しずつ発信していけたらと思っています。
気軽に読んでもらえたらうれしいです。

「活き活きと働ける会社」を目指した原点

私がこの会社に戻ってきたのは、11年前のこと。
3代目としての覚悟をもって、地元・和歌山に帰ってきました。

当時の社員は4名。パートさんを含めても8名ほど。
まさに「町の葬儀屋さん」という規模感。

戻ってきてまず感じたのは、「働くことに前向きな人が少ないな」という違和感でした。
特に、活き活きと働く若い人の姿が、あまり見えなかったんです。

事業の代表は、団体活動や異業種交流会などにも関わり、それなりにやりがいを感じて取り組んでいる。
でも、それ以外のスタッフのモチベーションは正直、低いなと感じました。

そこで、「この地域で働く」をテーマに、20〜30代の若者を40人ほど集めてディスカッションを何度か開いてみました。
するとやはり、モチベ高く働いている人が圧倒的に少ない現状がありました。

だったら、自分たちでつくろう。
売上とか規模よりも、「活き活きと働ける会社」をつくりたい。

それが、僕の会社づくりのスタートでした。

共感を生んだ“発信”という行動

勢いで求人を出しましたが、1年間で応募はたった2人。
正直、めちゃくちゃショックでした。

でも今振り返ると、あのとき僕らに人が集まらなかったのは当然だったと思います。
なぜなら、そもそも受け入れる準備ができていなかったから。

そこで始めたのが、「発信すること」

まだ実現していないけれど、こうしていきたいという未来を、言葉にしてブログで書き続けたんです。

  • オフィスをもっとカッコよくしたい
  • 会議を大切にする文化をつくりたい
  • ミッション・ビジョン・バリューを明文化したい
  • 地域と関わるイベントを開催したい
  • 若い人がたくさん働く会社にしたい

そんな「今はまだない未来」を、ひたすら綴り続けました。
そうしているうちに、少しずつ共感してくれる人たちが現れ、求人への応募も増え、地域とのつながりも広がっていきました。

今では、応募者の9割以上が
「アスカのカルチャーに惹かれて応募しました」
と言ってくれます。

「葬儀の仕事がしたい」ではなく、
「この会社で働きたい」と言ってもらえる。

本当にありがたいことだと思っていますし、そういう人たちは入社後のギャップも少なく、期待値もとても高い。
だからこそ、発信の力の大きさを、身をもって実感しました。

これから伝えていきたいこと

このメディアでも、これからたくさんの想いや考えを発信していきます。
誰かの心に届き、何かが動き出すきっかけになればうれしいです。

地域や業界の垣根を越えて、
「働くこと」に希望を持てる社会を、
一緒につくっていけたらと思っています。

これからどうぞ、よろしくお願いします。