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環境が人を育てる communication 1 : GOAL

本コラムは綜合ユニコム株式会社「月刊フューネラルビジネス」誌に2024年5月号〜2025年4月号まで連載されたコラム「環境が人を育てる」のweb版です

Profile

株式会社アスカフューネラルサプライ・代表取締役社長

田中 亮

和歌山県新宮市出身。2014年に家業の葬儀社へ。「環境が人を育てる」を軸にカルチャー経営を推進。2022年、葬儀×映像の新会「inoriation」を京都に設立。業界の常識に疑問を投げかけ、「明日からも頑張ろうと思えるお葬式」を追求中。何があっても前向きに捉えるのが特技。とにかく動く。すぐやる。誰かの挑戦を見ると、放っておけず全力で応援したくなる。関わる人が輝くチームをつくるのが、自分の一番のやりがい。

目次

昭和の組織から令和のチームへ

時代の変化に伴い、葬祭業界も新しいサービスやマーケティング戦略を模索しています。

ですが、組織構造やチームコミュニケーションにおいては、アップデートされていない状況です。
今、最大のテーマは「採用」です。
「人」はもっとも貴重な経営資源であり、活き活きとした組織文化が求められています。

そのためには、チーム内コミュニケーションの質を向上させることが必要です。
令和時代において、カルチャー経営は不可欠であり、チームがモチベーション高く働き、よりいいサービスを提供できるような環境を作ることが重要です。

葬祭業界は、組織文化の強化を通じて、新たな時代に適応し成長していく必要があります。

ゴールを共有する

理念が「絵に描いた餅」状態になっている企業をよく見ます。
チームに浸透していない、形だけの理念経営は今の時代通じません。
いい加減やめにしましょう。

目的に向かう時、「なぜ」「何のために」行うかをしっかり伝えることが大切です。
ゴールを共有することで、 受けた人も具体的な理由がわかるので、お仕事に対する理解とモチベーションが高まります。

このプロセスを通じて、チームは一つの方向を向いて動けるようになり、迅速な意思決定が可能になります。

桃太郎で考える ゴールとビジョンの伝え方

これは日本のとあるおとぎ話でも教えてくれています。

それは「桃太郎」です。

桃から生まれた桃太郎が、きび団子を持ってキジ・イヌ・サルを家来にし、鬼ヶ島へ鬼退治しに行く物語。
日本のだれもが知っていますよね。

でも実は、桃太郎の最大の目的は村の平和なんです。
決して鬼退治が目的ではありません。
桃太郎のビジョンは、村が豊かになり皆が笑顔で暮らせている姿。

まるでタイムマシーンに乗って見てきたかのように桃太郎はビジョンを見ていたはずです。
人も動物も鬼も、ともに農作物を耕し、ともに暮らし、相互支援の中、村を繁栄させていく未来です。
ビジョンを実現させていくために、手段として鬼と戦う必要があります。
その戦略を成すために、戦術があります。

桃太郎はキジ、イヌ、サルにお願いするときに必ずゴールとビジョンを伝えたはずです。
おばあさんに団子を作ってもらうときに意義目的を伝えたはずです。
目的や「なぜ」「何のために」を伝えず、手段だけ伝えることをやってはいけません。
それではゴールを達成することはできません。

目的と手段を伝え、質の高いコミュニケーションはできていますか?